農産物向けパルス印加装置。
パルスの刺激で農作物の収量を改善
病気の発生を抑制

コンセプトとシステムの概要

自然下の原木栽培シイタケは気象環境の影響を直接うけ、さらに、種菌系統・原木の性状・栽培形態・ホダ場の状況・害菌な どの各因子が複雑に影響を及ぼすため、確実な人為的制御を行うのは非常に難しい。このためまったく子実体の発生をしな い例さえ生じる。他方でシイタケ栽培のホダ場に落雷があると、その周囲でシイタケが異常発生する状況が確認されている。
本装置はこれを人為的に引き起こし、雷の代用にパルスパワー技術を用いて、きのこの生産量増大に利用するものである。

 

 
 

その他農業への拡大

原木シイタケ栽培を初段階とし、他品種キノコ類・他種農作物への本システム適用を進め、収量アップや二次的効果(耐病 性の向上など)の検証を行っていく。また、水耕栽培植物に対しては栽培用の水中で放電を発生させ生じる窒素酸化物イ オンによる育成向上などが期待できるため、野菜工場や一般農業への適用を進め、さらに大きな市場へ拡大させていく。